バイリンガル育児って何をどうしたらいいのか、さっぱりわからないですよね。
私も子供ができるまではバイリンガル育児の大変さを全く知りませんでした。
私たち家族はアメリカ在住で、旦那はアメリカ人なので普通に生活していれば子供は当たり前にバイリンガルになるだろうと呑気なことを考えていました。
しかし、まだ幼稚園などに通っていない娘は常に私と一緒にいるためか、2歳になる少し前から明らかに英語よりも日本語のほうが理解している上に娘が話す単語数も日本語のほうが多くなっていたのです。アメリカに住んでいながら…
この先、娘はアメリカで幼稚園や学校に通うのに英語がわからないのはまずいと思い、私たちが実施して効果のあったものを紹介します。
子供をバイリンガルにするには親もそれなりの覚悟が必要⁉
ここでは私の体験談が主となりますので、以下に私たちの状況をまとめました。
- アメリカ在住
- 私:日本人(専業主婦)
- 夫:アメリカ人(週4日7時~18時は仕事で不在)
- 娘:2歳半(常に私と一緒にいる)
- 夫婦の会話は英語のみ
- 私が娘と話すときは日本語
- 夫は英語しか話せない
娘が2歳になる少し前から英語を理解しているのに日本語しか話さないなと感じたのでバイリンガル育児を本格的に始める
こどもを混乱させないことが多言語習得への近道
バイリンガル育児で難しいのが子どもに2言語を混乱させないことです。
先に母国語をある程度話せるようになっていて、それから第2言語を教えるとなると英語と日本語は違う言語と理解できるかもしれませんが、まだどの言語も習得していない乳幼児にはどれが日本語でどれが英語なのかの違いがわかりません。
私も娘が2歳になる頃までは、娘が覚えた単語が英語だった場合、私もその単語だけは英語で言っていました。
(例:Appleと覚えた娘には私が日本語で娘と話していてもリンゴとは言わずにAppleと言っていた。)
逆の場合もあり、娘が日本語で覚えた単語を旦那が娘に合わせて日本語で言う時もありました。
しかし、乳幼児期からバイリンガル育児をするときに大切なのは子どもに2つの言語を混乱させないことなので、英語と日本語の違いを理解していない娘には、この方法は娘を混乱させていただけだったのです。
そこで私が娘と話すときは常に日本語だけ、旦那は英語だけと夫婦で使う言語を分けるようにしました。
旦那が英語しか話せないので家族3人でいるときはもちろん私も英語を話していて娘もそれを聞いているのですが、娘に話しかけるときは日本語のみと徹底するようにしています。
これを約半年続けてきた結果、少しづつ英語と日本語の違いを理解してきたのか、使い分けができるようになってきました。
つまり、バイリンガル育児成功へのポイントは両親が言語を徹底して使い分けることなのです。
以前は旦那が娘に話しかけても9割は日本語で返していた娘ですが、現在は7割くらいは英語で返せるようになっています。
3歳未満か以上で習得の仕方が違う
子どもに多言語を習得させたい場合、何歳の時に始めるかによって子どもが母国語と思うか第2言語と思うかが分かれます。
例えば、(2言語の場合)
3歳未満は脳内にまだ空っぽの箱が2つあり、その箱が同時にそれぞれの言語で埋まってくイメージです。
そしてその箱がある程度たまっていくと、子どもが自分の言葉として話せるようになるのです。
3歳になる前に普段から複数言語に触れて生活していれば、この2つの箱の中身が混ざることはなくそれぞれ別の言語として脳は認識でき、どちらの言語もネイティブとして使えるようになるそうです。すごいですね!!
3歳以上になるとある程度は母国語を習得しているため、脳内には1つの箱がすでに出来ているので母国語以外の言語を教えようとすると子どもの脳内では第2言語として認識されます。
そのため母国語では『あ』というのが第2言語では『A』と言う。という感じで自然と脳内で訳してしまうそうです。
まとめ
少し分かりにくい説明になってしまいましたが、簡単にまとめると
- 夫婦で子どもに話しかける言語を徹底して分担(母:日本語、父:英語のように)
- 3歳未満なら訳さなくても自分でわかるようになる
- 3歳以上なら第2言語と認識するため訳すことが必要な場合もある
みなさんそれぞれの環境があると思うので、一概にもこのスタイルが絶対に成功するとは限りません。
あくまでも我が家の場合は、この方法が娘に合っているのでしばらくはこのスタイルを続けようと思います。
一つの例として参考になれば幸いです。
※この記事は娘が2歳から2歳半の6か月間に私が調べ、試したものです。これからも試行錯誤をして随時バイリンガル育児について更新していきます。
